看護師と性格
看護師は、精神的にも体力的にもつらい仕事と言われています。
以前、人気のない職業は「3K」と言われていました。
それは、「きつい」、「汚い」、「危険」の頭文字をとって言われていたのですが、看護師はそれ以上の、「9K」だと言われています。
9Kとは、3Kにプラスして、「休暇が取れない」、「規則が厳しい」、「化粧がのらない」、「結婚できない」、「給料が安い」、「薬に頼って生きている」の6Kがあります。
このことだけ聞いてしまうと、看護師というのは非常になりたくない職業のように見えます。
そのような看護師という職業を続けていけるためには、やはりモチベーションを保てるものがなければ、辞めていってしまうでしょう。
では看護師の皆さんは、どのようにそのモチベーションを高めていっているのでしょうか。
よく看護師さんは性格がきついとか、言葉が厳しいと言われます。
それは、患者さんと毎日接し、体力的にも精神的にも非常に大きなプレッシャーと闘いながら看護師としての仕事を全うしようとしている結果であって、何もいじわるでしているわけではありません。
もちろん、性格が悪いということでもありません。
看護師の仕事の本分は、患者さんの回復の支援です。
そのためには、患者さんに厳しく接することもあるでしょうし、看護師の性格によっては非常にきつい言葉をかけることもあるでしょう。
看護師は、患者さんと仲良くなって、優しい言葉をかければいいというわけではないのです。
それ以上に人の生命を預かる緊張感があるということを忘れてはなりません。
つまり、きつい、つらい看護師という仕事を継続していけるには、人に優しいということが重要になるのではないということです。
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忍耐力と責任感
人に優しいということよりも、看護師として看護技術の向上や患者さんの回復のために何ができるのかと探究する気持ちがあり、さらには忍耐力を持ちながら責任感も併せ持っているということが必要になるでしょう。
また看護師という仕事は、体力的にもハードな職業です。
立ちっぱなしの業務内容はもちろんのこと、夜勤も含めた不規則な時間帯の勤務時間、連休が取れないこと、患者さんの体を持ち上げる等の力が必要とされること等、体が弱かったり体力が無かったりすると、続けていくことが出来ません。
不規則な生活の中でも体力を維持していくためには、看護師には体調管理の能力が要求されることになります。
さらに体力と同時に、看護師は人の死と直面する仕事でもあります。
そして急変等、緊急事態がいつ起こってもおかしくないという職場でもあります。
そのような中で、看護師が混乱してしまって判断を間違えてしまったら、さらに大きな事態に発展しかねません。
ですから、緊急時や混乱時のような事態であっても、冷静に事実を収集して適正な判断をし、落ち着いて処置ができるという自己コントロール能力が求められることにもなります。
つまり、精神的にも、肉体的にも、自己管理が必要になるということです。
そしてもう一つ忘れてならないこととして、看護師の重要な職務内容の1つでもある、患者さんとの信頼関係の構築ということがあります。
患者さんと最も接する機会の多い看護師には、患者さんとの信頼関係を築くことは重く要求される職務内容です。
そのため、看護師にはコミュニケーション能力が備わっていることも重要です。
看護師のコミュニケーション能力は、患者さんとはもちろん、医師との間にも確立されていなければ、なかなか適切な治療ができません。
医師から信頼されない看護師ということでは、治療を安心して行えないからです。
以上から、看護師に向かない人というのもいるということもできるでしょう。
看護師に向かない人とは、すぐに混乱してパニックに陥りやすい人や、自己管理ができない人、また自分の都合を優先したり文句をいったりするばかりで行動が伴わない人、看護師として向上していく気持ちがない人などです。
もちろん、最初からすべての人が看護師としての資質を兼ね備えているというわけではありません。
看護師として仕事を重ねていくうちに、看護師らしくなっていくものです。
ですから、最初は「看護師になりたい」という気持ちだけで構わないでしょう。
ただし、適当にこなしているのでは看護師になっても資質が備わりませんので、真剣に看護師としての職務を務めていくことが大切なのは、言うまでもありません。